パナソニック コネクトは、フルデジタル溶接機のフラッグシップモデルとして、パルス機能を搭載したフルデジタルCO2/MAG/MIG/溶接機「YD-400NE1」を発売する。
同社はこれまでインバータ制御とモータ一定制御、溶接波形のデジタル制御によって精密な波形調整を実現し、高品位・高品質な溶接ができるフルデジタル溶接機を展開している。
同製品は新世代型のNシリーズとして①Comfortable(使いやすく)②Capable(溶接性能の向上)③Connectable(つながる)をテーマとしてフルモデルチェンジした。使いやすさでは、タッチパネル式カラー液晶モニタを搭載し、新機能として課題解決や溶接条件決定をサポートする「溶接コンシェルジュ」と、作業の推奨条件を自動選択する「溶接ナビ」を搭載。現場の作業状況や作業者の課題を簡単操作でフォローするユニバーサルデザインとなっている。
溶接性能の向上では、CO2溶接、MAG溶接、パルス溶接ともに改良し、スパッタ低減や溶接の安定性を向上させた。また、つながるではネットワーク対応し、7月以降に提供する溶接施工の前後工程も含めた情報プラットフォーム「統合溶接管理システムiWNB for Welding Machines」に対応予定。溶接機の情報を収集、蓄積、分析して見える化が可能となり、生産性、品質向上、トレーサビリティ強化を実現する。