日本電機工業会(JEMA)は、「(a)JEM1021:1996制御機器の絶縁抵抗および耐電圧」「(b)JEM1029:1991制御機器の温度上昇限度」「(c)JEM1103:1996制御機器の絶縁距離」について、2022年12月で廃止を予定している。
これらの規格は1950年代に制定されて現在まで使われてきたが、国際規格への整合性の観点から、1995年のJISC0704(制御機器の絶縁距離・絶縁抵抗及び耐電圧)改正、1998年のJISC8201-1(低圧開閉装置及び制御装置-第1部:通則)制定、2009年のJISC0704廃止とJISC60664-1への移行、NECAC0704への引き継ぎが行われ、国際規格に整合したJISが制定・改正されて20年以上が経過していることから廃止の検討に入った。
廃止後の移行先は、「JISC8201-1低圧開閉装置及び制御装置-第1部:通則」「JISC60664-1低圧系統内機器の絶縁協調-第1部:基本原則、要求事項及び試験」となる。