本多通信工業は、0.8ミリメートルピッチインターフェースコネクタHDRシリーズに、電流容量をアップした「HDRPシリーズ」を5月から販売開始する。
新シリーズは、HDRシリーズの0.8ミリメートルピッチというI/Oコネクタでは業界最小水準のサイズと、堅牢なロック機構の特徴をそのままに、電流容量を0.5Aから1.0A~1.5Aに拡大させることで、より幅広いニーズに対応できるように開発した。
また、従来品と併用した場合の誤かん合を防止するために絶縁体の色を変更している。しかも、HDRシリーズのケースなどのアクセサリー類は、そのまま使用可能。
当初は、26芯1.2Aから発売し、14芯1.5A、50芯1.0Aを順次展開する。
HDRシリーズは発売から30年が経過し、FA機器や半導体製造装置などの産業機器を始め、通信インフラ・医療などの幅広い分野で採用されている。
今回、電流容量を拡大しながらもコネクタピッチを維持することで、昨今の小型ニーズに対応した。
主な用途は、制御機器との接続や小型ディスプレイ付き装置などの少電力の駆動電源や、制御信号を必要とするシーンなど。
同社では今後、芯数の展開、誤挿入防止キーやそれに対応した専用ケースの作成など、ニーズに合わせて品ぞろえを充実させていく計画。