セイコーエプソンのグループ会社であるエプソンアトミックスは、不要な金属を金属粉末製品の原料として再生する新工場を青森県内に建設する。稼働開始は2025年を予定している。
同社は、数マイクロメートル単位の微細な金属粉末製品を生産・販売事業を展開。中でも磁性粉末製品は、スマートフォンなどの IT 機器、EV向けコイルとして電源回路に使用されている。
今回、数十億円規模の投資によって新工場を建設し、金属溶解用の誘導炉や精錬設備、鋳銑機等を導入。同社内の製造工程で規格外となった金属粉末製品や不要となった金属くず、エプソングループや他社が排出する端材や使用済み金型などを引き取って再資源化する。稼働後3年で同社が使用する金属原料の4分の1を再生金属に置き換えることを目指す。
https://www.atmix.co.jp/assets/pdf/220420.pdf