日本産業機械工業会によると、2022年2月の産業機械の受注額は3350億8700万円で、前年同月比66.1%減だった。大幅減少の理由は、昨年の21年2月には中東で7200億円近いLNGプラントの超大型受注があったため。コロナ禍前の2019年2月との比較では0.6%増となっている。
22年2月の内需は2312億6700万円(17.6%増)で、外需が1038億2000万円(86.9%減)。内需では、製造業向けが832億600万円(20.8%増)、非製造業向け867億8200万円(61.2%増)、官公需向けは339億7500万円(24.9%減)、代理店は273億400万円(4.9%減)となり、民需が好調。外需は、機器単体は862億4600万円(34.9%増)と好調だったが、プラントが受注2件の727億円(99%減)となった。
機種別では、ボイラ・原動機は805億5300万円(59.4%増)、プラスチック加工機械が344億3500万円(94.8%増)、ポンプが305億6300万円(10.4%増)、タンクが101億6300万円(1600%)、金属加工機械が65億800万円(8.2%増)、鉱山機械が15億5600万円(23.4%増)で前年を上回った。一方、外需が大きく減少した化学機械(冷凍機械含む)は751億3900万円(90.5%減)にとどまった。