ヘルツ電子は、組み立て工程・検査工程など生産工程において作業者のミスの防止(ポカヨケ)を支援するIoTツール「ポカヨケツール」について、LAN接続タイプとRS-232Cシリアル出力タイプのポカヨケ用受信機、プライヤーレンチ向けポカヨケ用薄型送信機、生産工程支援ソフトウエア「POKAYOKEplus」の最新バージョンを発売した。
同システムは、ルクレンチやプライヤーレンチ、マーキングペン、電動ツール、電動ドライバ、リベッタ、グリスガン、検印スタンプ、結束工具などポカヨケ対応工具を用いた作業の員数管理、ワークごとの作業実績管理、ポカが発生した工程への速やかな対処を可能とするもの。
LAN接続タイプ受信機は、ポカヨケ対応工具に取り付けられた送信機と50〜100メートルの距離で無線通信でき、1台で無制限の数のポカヨケ対応工具とペアリングが可能。生産工程支援ソフトウエア「POKAYOKEplus」と組み合わせることで、安価で簡単にポカヨケシステムを構築することができる。
作業の員数管理や作業実績の記録保存ができるほか、腕時計型送受信機や、LAN接続タイプI/Oユニットによる製造設備、クラウド経由でメールやSMS通知などを通じて、離れた場所にいるスタッフ等に作業状況を通知することも可能となっている、
また、RS-232Cシリアル出力タイプポカヨケ用受信機「TW-820R-EXS」、プライヤーレンチでクランプを放した瞬間に発信するポカヨケ用薄型送信機「TW-810T-PLR」を発売するほか、送信機を保護するプロテクトカバー、チェックペン用のインクのつかないペンなどのオプション製品も追加した。