アマダマシナリーは、大型コラム材切断バンドソー「HK-1000W」を開発し、9月から販売を開始する。
同製品は、1000ミリメートル×1000ミリメートルサイズの大型コラム材切断に対応。従来とは反対の右上がりの角度のブレードで材料を切断する方式を採用し、ブレードの刃で材料をかき上げ切断面のバリの発生を大幅に低減。切断後のバリ取り工程を大幅に削減し、加工全体の生産性向上を実現。また長年蓄積した加工技術データを基にしたCNC制御による高速切断で、加工時間を従来比で約35%削減できる。
また独自の材料切断長さを自動で測る装置を搭載し、反りやねじれなどの材料の状態に影響を受けず、安定した定寸切断が可能。オペレーターの使い勝手を損なわない形で安全性や作業環境を改善する。
切粉を排出するチップコンベアを改良し排出能力を向上させ、切削油の供給もミストで吹き付けるセミドライ方式によって飛散を抑え、作業環境の改善と地球環境に貢献する。
価格は5800万円で、販売目標は年間6台。