川崎重工業は、物流分野において人に代わって荷降ろしを行うデバンニングロボット「Vambo」を発売した。
同製品は、中型汎用ロボット「RS080N」に無人搬送車(AGV)を組み合わせたパッケージ商品。30キログラムのケースの搬送が可能で、コンテナ内に自動で進入し、大小さまざまな重量物(ケース)の荷降ろしを行う。一般的なコンテナには、1台あたり1千個以上のケースが積まれており、従来は人手で搬出しているのに対し、同製品は3次元AIビジョンシステムとケース取り出しハンドによって1時間に最大600個の荷降ろしが可能となっている。
独自の認識アルゴリズムを搭載した高速・高精度3次元ビジョンシステム「K-VStereo」にAI機能を付加することで、側面からケースを認識し、大きさ・位置ずれ・傾きを即座に自動認識。さまざまな寸法のケースが混在する混載荷降ろしに対応する。