ルネサスエレクトロニクスは、ルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリングの甲府工場(山梨県甲斐市西八幡4617)に900億円規模の設備投資を行い、300㎜ウェハ対応のパワー半導体生産ラインとして、2024年に稼働再開させる。
同工場はもともと150㎜および200㎜ウェハ対応の生産ラインを有していたが、2014年10月に閉鎖。このほど現存する建屋を有効活用し、パワー半導体専用の300㎜ラインとして稼働を再開させることとなった。クリーンルーム面積は1万8000平方メートルで、電気自動車向けに需要急拡大が見込まれているパワー半導体、特にIGBT、パワーMOSFETを生産する予定。
量産開始すると、同社のパワー半導体の生産能力は現在の2倍規模になる。