ドイツの産業用安全機器メーカーPILZ(ピルツ)の日本法人、ピルツジャパン(横浜市港北区)は、産業用PCなどのUSBポートを使ったデータへの不正アクセスを防止するUSBインタフェース「PIToe USB」の販売を開始した。
新製品は、USB2.0対応インタフェースで、USBポートとアクセス権限管理ができるPITreaderと組み合わせ使用することで、権限を与えられた作業者のみがUSBポートを介して産業用PCにアクセスすることができるもの。
使い方は、メンテナンスの権限を持った作業者が、PITreaderにアクセスして権限を確認できたら、データの入ったUSBメモリをPIToe USBに挿してメンテナンス作業を行う。権限のある従業員のみがデータにアクセスすることができ、悪意のあるデータの改ざんや不正操作を防止できる。
また、照光式LEDディスプレイで動作可能状態が表示され、付属のIP65適合のカバーで本体を保護できる。
一般的に製造現場で使用されている産業用PCへのUSBポートを介したアクセスは、誰でもアクセスすることができるような状況となっていることから、データの改ざん・不正操作防止対策として効果が期待できる。