日東工業は、2024年春に愛知県瀬戸市に新工場を建設する。電気機器収納用キャビネットなどの新工場で、環境負荷低減に配慮し、DXを採り入れたスマートファクトリーとなる。
敷地面積は、25万3898平方メートル、延床面積は工場棟が4万7760平方メートル、その他の棟 が2150平方メートル。キャビネット、ブレーカ、システムラック、光接続箱、熱関連機器などを生産、従業員数は約300人。
工場の屋根に太陽光発電システムを設置、発電した電力を空調・照明・各種生産設備に使用、蓄電池設備も導入し、事務エリアの防災電源を確保する。不足電力はカーボンフリー電力を購入、再生可能エネルギーで全ての電力をまかなう環境配慮型工場となる。
また、来客、社員駐車場にEV充電設備100 台を順次設置するほか、省エネ空調、高効率機器の導入などで大幅な省エネ化を図る。
さらに、DXの推進として、同社独自のスマートオーダーキャビネットの生産システムを導入する。標準キャビネットをベースに、顧客が求める製品データ(サイズ、穴加工、色)を入力すれば、データが生産設備に反映され、自動で多品種少量生産に対応できる生産システムとなっている。顧客が要求する仕様、品質の製品を最適な価格、納期で提供できる。