マコメ研究所(長野県箕輪町)は、CAN通信対応ガイドセンサ「GS-500シリーズ」を開発、6月から販売を開始した。
新製品は、AGV(無人搬送車)誘導用センサとして、自動車業界で多く採用されているCAN2.0A(ISO-11898-1)に準拠したインターフェースを搭載しており、省配線・低コスト化を実現できる。
独自技術の「可飽和コイル」を用いた高感度な磁気検出により、1フレームで直進誘導モード出力と左右分岐モード出力が常時出力されるほか、パラレル(15bit)出力も常時出力でき、必要に応じ最適な信号を取り込むことが可能。
また、本体はコンパクトな金属筐体を採用する事で従来標準品に比べ小型化を実現するとともに、保護構造もIP67へ対応した堅牢設計になっている。
さらに、検出面およびケーブル引き出し方向を選べるようにしたため、低床の車両設計に柔軟な対応することができ、取り付けの自由度がアップしている。
高信頼性が要求される自動車関連など産業用途の制御システムに最適。
サイズは、GS-530が108×30×20ミリメートル、GS-550が168×30×20ミリメートル。CAN通信速度1Mbps(最大)。