アズビルは、医薬品・医療機器向け製造管理システム「Pharmanage V」を6月7日から販売開始した。販売価格は1システム5000円万円から。
「Pharmanage」は、医薬品製造に関する各種法令に準ずる適正な製造、および管理の 実現を目的とした製造実行システム(MES)で、1994年から販売開始している。
今回販売した「Pharmanage V」は、これまでカスタマイズが必要だった外部システムとの連携機能をも含めパッケージソフトウエアとして提供するため、システム構築は顧客が主体となって行うことができるようにした。また、ユーザーインタフェースとしてWebアプリケーションや仮想化技術、ICTなどを積極的に採用し、短期間でのシステム導入やシステム改修が可能となった。
また、装置稼働データの製造履歴を自動で取得したいという要望に対応するため、標準機能でSCADAやPLCなどと製造管理システムが連携対応可能となり、装置稼働データを製造記録として取得することができる。さらに、一つの画面の中で、大項目→中項目→小項目へとドリルダウンして情報を取得することが可能になり、 画面の見やすさ、操作性が向上した。