工作機械業界、工作機械メーカーの2021年度業績はどうだったのか?日本工作機械工業会は、会員企業のうち工作機械の専業比率30%以上の上場メーカー15社を対象に収益状況の調査結果をまとめた。
21年度通期の業績は、対象企業15社のうち14社が増収増益、残り1社も減収増益と利益を拡大。合計売上高は前年度比34.6%増の7248億8100万円、営業利益は467.8%増の530億6500万円、純利益は911.4%増の447億8500万円となり、コロナ禍で大幅に落ち込んだ20年度から急激な回復を見せた。
22年度の業績予想についても、15社のうち増収増益予想が12社、増収減益予想が3社。合計売上高は14%増の8260億4900万円、営業利益は37.3%増の728億3300万円、純利益は22.3%増の547億7500万円となり、21年度に続いて工作機械業界は好調持続の見通し。
調査対象企業は、専業比率30%以上の集計対象企業がエンシュウ、浜井産業、豊和工業、小池酸素工業、牧野フライス製作所、岡本工作機械製作所OKK、オークマ、西部電機、ソディック、スター精密、太陽工機、高松機械工業、滝澤鉄工所、和井田製作所。専業比率30%以下の集計対象企業がシチズンマシナリー(シチズン時計)、FUJI、不二越、倉敷機械(倉敷紡績)、黒田精工、ミロク機械(ミロク)、三井ハイテック、オーエム製作所(ダイワボウホールディングス)、桜井製作所、芝浦機械。