本多通信工業は、小型高速伝送コネクタ「TAKシリーズ」の新バリエーションとして、産業機器や通信インフラ、医療機器におけるメンテナンスやユニット交換時などでの複数回の挿抜を想定し、レバー操作部を高くすることで抜去操作性を向上させたビッグレバータイプを追加した。
「TAKシリーズ」は、同社独自構造の「ペアコンタクト配置」により、3GbpsまでのLVDS/USB/CAN/Ethernet伝送に対応した小型高速伝送コネクタ。全面金属シェル構造による高いEMC特性と、誤挿入防止キーを備えており、自動車・建機・農機などの車載機器や車内ネットワークを中心に採用されている。
新バージョンでは、レバー操作部の低背を求められる車載機器とは異なり、レバー操作部を高くすることで抜去操作性を向上させたビッグレバータイプニーズに対応した。芯数は4、6、8で、定格電圧は30V。誤挿入防止キーは4芯で4種類。
主な用途は、FA機器、ロボット・計測機器・サーバ・医療機器など。