ファナックは、ワイヤ放電加工機「ROBOCUT α-CiCシリーズ」に高精度加工のための新機能を追加した。
プレス金型加工向けには鋳物構造から見直して機械の剛性を向上し、ピッチ精度と真円度の向上を実現。500ミリメートルのピッチ加工においてプラスマイナス1μm、φ150ミリメートルの真円加工で1.48μmの真円度が可能となった。
射出成形金型加工向けには、テーパ調整機能で試加工が不要となり、調整ブロックと簡単な画面操作だけで4方向20度までの高精度調整ができるようになり、加工準備時間の大幅な短縮を可能とした。
また金型加工と部品加工向けには、微細形状の高精度加工を実現するため、新放電装置SF3と新放電制御iPulse3を活用した「高精度加工条件」を開発。放電パラメータの調整が不要で、機械搭載の標準加工条件のみで高精度な形状加工を実現できる。
https://www.fanuc.co.jp/ja/product/new_product/2022/202206_robocut_newfunction.html