ユニバーサルロボットは、ドイツ・ミュンヘンで21日から行われたAutomatica2022で、20キログラム可搬の協働ロボットの新製品「UR20」を発表した。これまで同社では、3キログラム、5キログラム、10キログラム、16キログラム可搬をラインアップしていたが、今回20キログラム可搬が加わった。
同製品は、設計を見直して可搬重量20キログラムを実現したほか、アクティブ振動減衰ソフトウエアと完全に再設計されたジョイントを採用し、高速・高剛性を実現。新型の堅牢ジョイントによって速度を最大65%向上させ、アーム機構部への負担も軽減。ジョイント許容トルクも25%向上させた。モーションコントロールも進化させ、負荷の位置、速度、加速度をより正確に制御することで高精度を実現している。
設置面積はφ245ミリメートルで、動作半径は1750ミリメートル。可搬重量は20キログラムあり、最大2メートルの高さまで積み上げることができ、梱包やパレタイジングに最適。また設置・取り付け位置の自由度が高く、加工機へのワークの投入・取り出しのマシンテンディング、エンジンやトランスミッションなどの重量物を持ち上げ・固定して人と協働してのマテハン・組み立て作業、長いリーチを生かした溶接作業などの用途に最適となっている。