アズビルは、KMバイオロジクス菊池研究所(熊本県菊池市)のFC棟にオンライン異常予兆検知システム「BiG EYES」を、2022年1月に納入したことを明らかにした。
BiG EYESは、工場/建物のプロセス、設備、製品品質、環境変数(排水や大気など)を常時オンラインでモニタリングし、いつもと異なる動きを予兆の段階で検知するAIシステム。製造プロセスや製造設備の異常を早期に検知し、製品の品質確保や製造設備の安定運転に貢献する。
KMバイオロジクス菊池研究所は、研究関連施設のほか、遺伝子組み換えや細胞培養技術を用いたワクチン製造施設を有し、FC棟では新型インフルエンザワクチンや新型コロナワクチンの原液製造を行っている。
BiG EYESで、製品の品質管理の強化と安定生産の実現に向けて、プロセスや設備の運転状態を可視化し、異常の予兆を早期に検知できるようにしている。