アサヒビールは、福岡県福岡市の博多工場を、佐賀県鳥栖市に移転し、2026年から新九州工場として稼働開始を予定している。
新工場は、現在の博多工場の2倍の敷地面積となり、生産能力も1.3倍に引き上げる。またアサヒグループの次世代生産体制のモデル工場となり、エネルギー使用量を従来比50%削減し、使用エネルギーも再生可能エネルギーを利用し、CO2回収技術の導入などと合わせてCO2吸収量が排出量を上回るカーボンネガティブを目指す。
また、ビール類・ノンアルコールビールテイスト飲料・RTD・アサヒ飲料商品などグループの多様な商品や容器の製造も担い、物流効率化と工場の操業度の向上を進める。
今回の移転により、九州エリアに出荷する商品のほとんどは新工場で対応できるようになり、九州エリア内の需給率向上と配送距離短縮によって物流のCO2排出量も30%削減できる見込みとしている。