DXに先進的に取り組む企業を選定 DX銘柄・DX注目企業2022 グランプリは中外製薬と日本瓦斯

積極的推進企業を選定

経済産業省と東京証券取引所、情報処理推進機構は、デジタル化やDXを積極的に推進してチャレンジしている企業を「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」として選定し、DX銘柄企業33社と、それに準じるDX注目企業15社を公表した。

DX銘柄は、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を選定したもの。選定企業は、単なる優れた情報システムの導入やデータの利活用だけでなく、デジタル技術を前提としたビジネスモデルそのものの変革および経営の変革に果敢にチャレンジし続けている企業となり、これらの取り組みが他の企業の参考になることが期待されるもの。

DX銘柄のうち、特に優れた取り組みを行ったとして「DXグランプリ」に選ばれたのが、中外製薬株式会社(医薬品)【証券コード:4519】と日本瓦斯株式会社(小売業)【証券コード:8174】。

中外製薬は、デジタルを活用した新薬

創出として、AIやロボティクス、企業や行政、医療機関との連携によるリアルデータの活用や、営業プロセス、治験、デジアルプラント、定型業務の自動化などすべての業務プロセス、バリューチェーンの効率化をおこなったことが評価された。

日本瓦斯は、既存ガス顧客100万件以上にリモート自動検針ができるガスメーターとその仕組みを導入し、他社にも提供するなどプラットフォーム事業を拡大していることや、事業をエネルギーソリューションに進化させる取り組みを行っており、デジタルを軸に分散型エネルギーの事業モデルを構築し、ガスや電気などの垣根を越えてデータの一元管理、オープンな共創連携基盤を構築してコミュニティーでの効率的なエネルギーの提供を目指していることなどが評価された。

DX銘柄各社の取り組みの内容は、「DX銘柄2022選定企業レポート」としてPDFで公開されており、誰でも閲覧・ダウンロードすることができるようになっている。下記URLからダウンロードできる。

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/keiei_meigara/dx_meigara.html

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