OKIは、埼玉県本庄市に、DX新戦略のフラグシップ工場となる「OKI本庄工場H1棟」が本格稼働を開始した。
H1棟は、通信端末やAIエッジコンピューター、社会インフラシステム、EMS/DMSなどの製造を担い、同社の製造業DXを実現するソリューションコンセプト「Manufacturing DX」を現場で実践する。最新のAI画像解析技術により製品検査・品質管理の精度向上と自動化・省力化を実現する外観異常検査システムや作業行為判定システム、変種変量生産で頻繁に行うライン変更に効率的に対応する協働ロボットや自社開発の自動搬送システムなど、Manufacturing DXを構成するさまざまな技術を現場で試し、ここで実証された技術、プロセス、ノウハウを外販し、製品とソリューション、「ものづくり総合サービス(EMS/DMS)」として提供していく。
新工場は、地上2階建ての全面免震構造の鉄骨造で、建物面積は9789平方メートル、延床面積は1万8838平方メートル。投資金額は60億円。