三菱電機と産業技術総合研究所(産総研) は、産総研情報・人間工学領域インダストリアルCPS研究センター(東京都江東区)内に、「三菱電機-Systems総研Human-Centricシステムデザイン連携研究室」を 7月1日に設立した。
少子高齢化による生産年齢人口の減少が課題になる中で、製造業を含む全ての産業分野では、従業員の仕事の質(QoW=Quality of Working)と労 働生産性の向上が求められている。
今回設立する連携研究室は、「イノベーションの先に目指すべき豊かな未来」を目指し、一人ひとりが快適で健康的な「パーソナル well-being(ウェルビーイング)社会」に向けた革新技術の開発と「産業を繋ぐCPS(Cyber-CyberPhysical Systems)」を融合したシステムデザインの実現に取り組む。
三菱電機が保有する QoWを高めるための機器制御技術や効果検証技術、 産総研が保有する人間計測・評価技術や生産性向上に向けた CPS 構築技術などの研究開発を進めることにより、QoWの高い快適な労働環境による生産性向上や高度な快適性を届ける統合ソリューションの実現を目指す。
初年度は、各種機器制御による生産性向上や快適性向上に関する研究開発に着手する予定。