ロボットシステムインテグレータの日本サポートシステム(JSS)は、工場の保守保全部署を対象とした産業用ロボットの特別教育をオンデマンド受講できる新サービス「産業用ロボット特別教育ロボデミー検査コース」を開始した。
産業用ロボットの教示や検査業務は危険業務にあたり、産業用ロボットを取り扱うには安全教育の受講が必須になっている。産業用ロボット導入ニーズの増加に対して特別教育の受講機会は限定的となっており、特別教育サービスを行う機関に赴くか、オンラインでも決まった時間に受講する必要があった。それに対し同社は、2020年12月からとオンデマンドで時間や場所を問わずいつでも受講できる特別教育提供サービスを開始。これまで教示コース限定で開始したが、要望が多かったことから、7月から検査コースも提供開始した。
学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を使用したオンデマンド講座のため、受講者が開始できるタイミングで学習が可能。まとまった時間をとらなくとも、好きな場所から繰り返し動画内容の確認ができ、テストにより理解度も確認可能。これまで丸3日間必要だった「教示+検査の両コース」の受講が1日(日帰り)で完結できる。
実技講習は、同社運営のロボットセンター「LABOLABO(ラボラボ)」で受講可能。主要メーカーのロボットアームを用意しており、実際の現場で使うメーカーのロボットで実技を学ぶことができる。また講師も現役のSIerが行い、受講以外にも、自動化設備の構想や設計、機器選定等の相談も可能となっている。
受講価格は、学科のみコースが1人あたり2万2000円。実技のみコースが3万3000円。学科+実技コースが3万8500円となっている。
また検査コース対応記念として、教示と検査の両コースが特別価格になるキャンペーンを実施。7月20日までの申込み、8月31日までの受講に限り、通常価格7万7000円が半額の3万8500円で受講できる。また、実技試験で希望メーカーの通常講義に加えて、1メーカー(機種)の教示体験も提供する。