豊田自動織機は、カーエアコン用電動コンプレッサの需要拡大に合わせ、愛知県南知多郡の東浦工場と、中国子会社TACKの加工ライン、刈谷工場の組立ラインで生産能力の増強を実施し、グローバル1000万台の生産体制を構築する。
PHEVやEV等の電動車普及にともなって電動コンプレッサは、グローバルで2021年度の1000万台から23年度には2000万台へと拡大する見通し。同社は電動コンプレッサのシェアトップメーカーとして、シェア50%と販売台数1000万台を目標に掲げており、グローバルで生産能力増強を進めている。
東浦工場は、シェルやローターなど圧縮機能の基幹部品の加工を行っており、このほど現工場を2倍に拡張し、専用の加工ラインを新設する。拡張後の工場面積は5万2000平方メートルで、生産開始は2022年10月を予定している。
https://www.toyota-shokki.co.jp/news/2022/07/08/005399/index.html