キッツの子会社でフィルター製品の製造・販売を行うキッツマイクロフィルターは、半導体市場向けフィルターの増産を目的に、長野県茅野市のキッツちのテクノパークに新工場(長野県茅野市金沢5125)を建設する。
同社は、半導体をはじめとする幅広い産業分野に、中空糸膜と各種成型技術をベースにした付加価値の高い流体分離製品を提供している。SEMIによると、半導体市場は設備を含めて2030年まで成長するとされており、その市場規模は2020年の4,640億ドルから1兆ドルを超えるとみられている。
現在の同工場は、2025年以降の需要に対して設備能力が不足することに加え、増産のための設備を追加するスペースも限られることから、新工場を建設し、量産化と自動化生産設備を導入し、生産能力の増強を図ることにより、十分な供給体制を整備する。
新工場は半導体レジスト液製造プロセス用工業用精密フィルターの製造拠点となり、鉄骨造り地上2階建、延床面積は6854平方メートル。稼働開始は2024年1月を予定。投資金額は34億円。
キッツマイクロフィルター、長野県茅野市に半導体製造用フィルター新工場
- 2022年8月2日
- 工場・設備投資
- 2022年8月3日号, キッツ, キッツマイクロフィルター
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