NOKは、自動車生産に欠かせない機能部品「O リング」の需要拡大にともない、ベトナム・ホーチミン市近郊にあるベトナムNOK工場(ドンナイ省ビエンホア市アマタ工業団地内)を1.4倍に拡張し、生産能力を増強した。
同工場は、敷地面積9万5000平方メートル、建屋面積は3万2000平方メートルだったところから、Oリング製造棟を1万2000平方メートルから2倍となる2万4000平方メートルに増築し、合計4万4000平方メートルに拡張した。増築棟では、製造現場のスマートインフォメーション(デジタル診える化)を推進し、早期の異常発見・対策、トレーサビリティ(原材料の調達、生産、消費、廃棄に至るまでのプロセスを追跡)を強化。
また従業員出入口に2輪用の顔認証自動ゲート設置(渋滞緩和、セキュリティ強化)や食堂の IT 化(配膳数管 理による廃棄ロス活動)なども進めている。
総投資額は35億円。2022年7月から稼働開始している。
https://www.nok.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/220726_Release.pdf