界面活性剤や殺菌・抗菌剤など化学品メーカーの三洋化成工業は、タイの関係会社サンヨーカセイ(タイランド)リミテッドのラヨーン工場(タイ・ラヨーン県) で建設中だったプラスチック用帯電防止剤「ペレスタット』「ペレクトロン』シリーズの生産設備を稼働開始した。
新プラントへの投資額は約 34 億円で、生産能力は 1500 トン/年となり、日本、タイの合計生産能力は4700 トン/年となる。プラスチックに添加して半永久的に帯電を防止する帯電防止剤『ペレスタット』『ペレクトロン』シリーズは、静電気によるホコリの付着やさまざまな障害(電子回路の破壊、電化製品の誤作動)、事故(火災、爆発)などを防止する目的で幅広く用いられ、近年では、電子機器・精密部品の包装・搬送材料用途を中心とした需要増に加え、防爆用途など用途の拡大も進んでいる。
https://www.sanyo-chemical.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/k20220711.pdf