日立産機システムは、レーザー技術を用いたマーキングシステムメーカーの米・テレシステクノロジーズ社を買収した。
テレシスは、1971年創業で、様々なレーザー技術のレーザーマーカーを提供している。とくに針状の金属を鉄製品などに打ち付け刻印するドットピーンマーカーは技術完成度が高く、世界トップレベルのシェアを有している。資本金約525万㌦(約6億8250万円)、2021年12月期の売上高は約4200万㌦(約55億円)。従業員は161人。
日立産機は、同社のインクジェットプリンターと合わせることで、マーキング事業の製品ラインアップを広げる。従来の食品、飲料、化粧品など分野に加え、テレシスのルートを通じて北米での自動車、航空、重工業分野などへ販路を拡大する。
なお、同社は今年4月に独・フォトンエナジー社を買収し、医療用器具や電子機器などの特殊用途向けレーザーマーカー市場に進出している。