日本電気制御機器工業会(NECA)は、制御機器の原理や構造、正しい選び方や上手な使い方を掲載している「制御機器の基礎知識」シリーズの第5弾として、「制御機器の基礎知識 【プログラマブル表示器(PD)編】」を発行した。
プログラマブル表示器は、1985年頃に操作スイッチと表示等を組み合わせた操作盤や監視盤を、表示デバイスとタッチパネルでプログラマブル化したものとして生まれ、機械操作に特化したHMI機能を持ち、コンピュータの知識がなくても容易に使え、製造現場での使用に耐える適応性が受け入れられ、いまでは生産設備の操作・制御に欠かせない製品となっている。さらにデジタル化・IoTの普及により、近年は現場での機会・設備の見える化や、データを収集して上位システムに送るIoTゲートウェイ機能なども担うようになり、その利用範囲は拡大している。
同書はそんなプログラマブル表示器の基礎から、設置・据付、保守・保管方法といった具体的な取り扱い方法、今後の将来像などを詳しく解説している。会員・非会員問わず、誰でもNECA公式サイトの下記ページからダウンロードできる。