ミネベアミツミは、コネクタ・スイッチ事業の強化に向けてM&Aを進め、2022年7月29日付でコネクタメーカーの住鉱テックをミツミ電機の子会社化とし、合わせてコネクタメーカーの本多通信工業の普通株式の公開買い付けを開始した。
同社は、さまざまな機器に必要な中核製品で、絶対になくならない事業をコア事業とし、①ベアリング、②モーター、③アクセス製品、④アナログ半導体、⑤センサー、⑥コネクタ/スイッチ、⑦電源、⑧無線/通信/ソフトウエアを「8本槍」と位置付けている。今回は、そのなかの⑥コネクタ/スイッチの強化に向けた動きとなる。
住鉱テックは、プレスフィット端子等の電子・電気機器用各種端子、防水コネクタ、車載用コネクタなど各種コネクタ等の製造販売を行い、特に車載向け市場を強みとする。本多通信工業は、通信インフラ向け、FA 機器向け、民生機器向け、車載用途向けのコネクタの製造販売を行い、通信、産業、車載と幅広くコネクタ事業を展開している。いずれもミネベアミツミのコネクタ・スイッチ事業と製品ポートフォリオを補完しシナジーを生み出せる関係性にあるとしている。
https://www.minebeamitsumi.com/news/press/2022/1203296_16596.html