浜松ホトニクスの電子管光源の生産子会社である光素は、電子管光源と光半導体素子応用光源製品の新棟となる第2棟(静岡県磐田市掛下677―1)を完成させた。
近年の食の安全性や健康意識の高まりから食品や薬品の成分分析装置に使われる重水素ランプの需要が拡大している。また環境分析装置向けのキセノンフラッシュランプや半導体の検査装置向けキセノンランプ、火災警報器向けのUVトロンなども需要が拡大しており、今回の新棟建設はそれに対応したものとなる。
新棟は、鉄骨造地上4階で、建築面積は2474平方メートル、延床面積は9324平方メートル。1階が各種光源製造エリア、2階がキセノンフラッシュランプ、キセノンランプのアセンブリ・検査エリア、3階が重水素ランプのアセンブリ・検査エリア、4階が食堂、健康増進室、光源応用製品・新製品製造エリアとなる。総工費は37億円。2023年4月から稼働開始する。