2022年6月6日に96歳で死去した鳥居武久元鳥居電業社長・会長のお別れの会が、パレスホテル東京(東京都千代田区)で9月9日に執り行われる。
鳥居武久氏は、1925年創業の同社2代目の社長として、1980年4月就任。91年4月には会長に、2000年4月に取締役相談役に就任するまで20年間にわたって経営のトップとして陣頭指揮を執り、同社を全国有数の商社に築き上げた。06年6月には監査役に就任し、14年まで務めた。
またこの間、電気制御や電子部品などの商社の団体活動でも先頭になって活躍。東京都電機卸商業組合(TEP)の理事を82年から務め、84年から常務理事、94年から副理事長、01年~04年まで第10代理事長として組合の活性化に尽力した。並行して、全日本電子部品流通連合会(JEP)の理事を82年から務め、90年には副会長、01年~04年には第7代会長を3年間にわたって務め、全国の電子部品・制御部品商社のまとめ役としてリーダーシップを発揮した。
小柄な身体にいつも笑顔を絶やさない姿で、業界の活性化や今後の市場展開を常に気にかけており、電機や自動車の新しい製品や技術の探求へ展示会にもよく出かけ熱心に学んでいた。