アズビルは、藤沢テクノセンター内(神奈川県藤沢市)の2つ(第103建物、第104建物)の新実験棟が完成、9月から使用を開始した
新実験棟は先進的なシステムソリューションやデバイスの開発加速に向けた技術開発環境の整備・強化が目的。また、グローバル開発拠点として「世界最先端のオートメーション技術を体験できるセンター」を目指し、顧客との新価値の創造空間としての役割も担う。
第103建物は、建築面積2320㎡の6階建で、延べ床面積は1万721㎡。
昨今のワークスタイルに合わせたカフェ型のワークスペースを整備するなど個人からグループレベルまで創造力を高めることができる開発環境、執務環境を提供し、社員の活性化や新しい働き方の仕組み・創造を目指す。投資金額は約41億円。
第104建物は、建築面積1336㎡の3階建で、延べ床面積は4217㎡。
MEMSセンサの開発と計測標準施設として、独自の要素技術、プロセス技術、開発・生産ノウハウを蓄積し、高性能なセンサの安定供給と新製品開発、センサを起点とした新規領域へのビジネス拡大を目指す。
また、新校正室は、現在の建設技術と同社が持つ空調と計測のノウハウを結集。「正しく測る」ための校正能力強化によって事業活動へ貢献していく。投資金額は約31億円。
同社では現在、オートメーション技術を基盤に、3つの成長事業領域(新オートメーション事業、環境・エネルギー事業、ライフサイクル型事業)での新製品・サービスの開発力強化に取り組んでいる。