THKは、内外輪一体形の安定構造で、組付け時間を大幅に短縮できるクロスローラーリング「RBU形」を発売した。
クロスローラリングは、産業用ロボットや工作機械、減速機など高剛性、高精度な回転運動を必要とする装置の旋回用軸受として広く採用されており、その組み付けにはシビアな精度が求められ、その効率化が課題となっていた。それに対し同製品は、内外輪一体形の安定構造とすることで細かな調整を不要とし装置への組付けを容易にした。産業用ロボットの関節部や旋回部、減速機の組付けなどでは、生産台数が多ければ多いほど抜群の時短効果を発揮する。
また、内外輪一体形構造のため、外輪分割形と比べて部品剛性は向上している。既存形番の「RB形」とは寸法に互換性があり、設計変更を伴わずに簡単に置換えが可能。軸径ø20から190まで全24形番を展開する。