オムロン、SCADAとBIツールの特性を兼備したデータ活用基盤i-DMP 現場のデータ活用を早期立ち上げ

オムロンは、独自の現場データ活用基盤となる「i-BELT Data Management Platform(i-DMP)」を開発し、現場データ活用サービス「i-BELT」に組み込んでの提供を開始した。

これまでi-BELTにおける製造現場のデータを収集して変換、蓄積し、可視化するためのシステムは、顧客の要望に応じて一から作り込み、さらにFA機器との接続性等を検証して構築する必要があり、立ち上げまでに時間と工数が多くかかっていた。それに対し今回、基本的なデータ活用基盤をキット化したi-DMPを開発したことにより、立ち上げまでの時間とコストを大幅に短縮できるようになった。

i-DMPは、リアルタイムが得意なSCADAと、過去からの蓄積データでの分析が得意なBIツールの2つの利点を併せ持ったデータ活用基盤となり、OPC-UAやEthernet/IP、PROFINET、Edgecrossなど多様なネットワークや、PostgreSQL、Oracle Database、Microsoft SQL Serverなどリレーショナルデータベース(RDB)、FA機器と簡単に接続でき、既存システムや各社PLC情報など、現場に点在するデータを必要に応じてエッジ領域でリアルタイムに収集・蓄積し、一元管理が可能。クラウドなどを使用しない、スモールスタートで製造現場でのデータ活用ができるようにした。

また、同社の知見を組み込んだ50種類以上の豊富なマネジメントソフトやソフトウェア部品を用意しており、製品単位/工程単位、標準工数/実績工数、人作業バラつきなど現場の状態の変化を簡単に可視化が可能。さらに、エッジ領域で多様なデータを収集・蓄積して一元管理が可能となっており、データ分析を通じて自動化、制御へのフィードバックが可能となり、現場で改善サイクルを素早く回すことが可能となっている。

https://www.omron.com/jp/ja/news/2022/08/c0818.html

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG