日新電機のグループ会社でベトナム・バックニン省にある、装置部品の受託生産を行う日新電機ベトナムは、需要が急増する半導体装置業界のほか、再生可能エネルギー関連や電気自動車(EV)関連など脱炭素社会の実現に向けた製品の旺盛な受託生産需要に対応するため、生産エリア拡大と加工設備を追加導入し、生産能力を強化する。
同社は2019年に生産エリアの拡張、トラックヤードの新設、最新のファイバーレーザー切断機導入など4億5千万円を投資し、生産能力をそれまでの1.3倍に増強済み。工場内にはレーザー切断機、NCタレットパンチプレス、大型マシニングセンタなどさまざまな加工設備を備え、溶接に関しても、150人の溶接技能士が在籍し、一般的な溶接方法(TIG、MIG、被覆アーク)に加えて最新のファイバーレーザー溶接機も導入。量産製品の溶接には現在16台の溶接ロボットも稼働中で、自動化、効率化も進めている。
それでも現在、半導体装置業界を中心に需要が増加し工場はフル稼働による生産が続いており、新たに工場の拡張、設備の増強を決めた。今回の設備投資により生産能力を2020年度比で1.4倍に拡大させ、2023年9月の完成を予定している。
日新電機、ベトナム・バックニン省のベトナム工場で加工設備増設
- 2022年9月16日
- 工場・設備投資
- 2022年9月14日号, 日新電機, 日新電機ベトナム
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