日本ワイドミュラーは、世界初の新接続技術「SNAP IN」を発明している。配線材の接続技術の歴史として、昔はネジ接続や半田付け接続が主で、専用部品、工具が必要であったが、近年配線接続が大幅に省工数となるPUSH IN接続へ移行する中、今回のSNAP IN接続は専用ピン、専用工具を必要としない部品コスト削減になり、さらに、圧着工程も必要としてない省工数によるコスト削減をも実現することを特徴とした革新的な新接続技術となる。
すでに複数の製品に採用開始しており、その1つが脱着可能な基板コネクタ「OMNIMATE 4・0」。400V/26A電気仕様で2~12極に対応。年内には基板端子台をリリースし、来年以降はピッチ違いを拡充する予定。
もう1つが耐環境対応した角形コネクタ「RockStar」。500V/16A電気仕様で、6、 10、16、24、32、48極に対応。SNAP INにより従来型の角形コネクタでの専用ハーネス加工を必要としないため、大幅なコスト削減ができ、盤内処理では端子台の一部として活用出来るため従来の端子台数を削減することも可能とした。
日本ワイドミュラーは接続技術で100年以上の歴史と実績をもとに、これからも接続技術市場をけん引したいと考えている。