日本工作機械工業会は、2022年7月の工作機械の受注状況(確報)を公表し、受注総額は1424億1200万円(前年同月比5.5%増)となった。先月まで5カ月連続で1500億円を超えていたが、7月は受注は若干落ち着いた。それでも受注は高水準をキープし、21カ月連続で前年同月比をクリアしている。
内需は586億5200万円(31.3%増)。前年同月比では17カ月連続で増加を続けており、2カ月連続で500億円を超えた。一般機械、自動車が大きく増加した。
外需は904億3100万円(0.9%増)。前月比では2カ月連続減少、前年同月比は21カ月連続の増加。さらに7カ月連続で900億円を超えた。
地域別では、アジアは中国が前月比・前年同月比ともにマイナスとなったが、台湾が17.9%増と好調で、マレーシア、シンガポール、フィリピンなどが好調を支えた。北米はアメリカ、カナダ、メキシコのいずれも前年同月比増加。メキシコは485%増となった。ヨーロッパは、ドイツとイギリスは好調だったが、イタリアとフランス、トルコ等が低調となり、前年同月比9.7%マイナスとなった。