横河電機、現場データの広域モニタリングシステム発売 多数のセンサデータをクラウドで一元管理

横河電機は、OpreX Data Acquisition のラインアップとして、広域に点在する多数のセンサーや、工場等で集中管理されたデータを、携帯電話網等を経由して産業用クラウドプラットフォーム上で一元管理する「広域モニタリングシステム」を発売開始した。

これまでセンサやPLCのデータをいつでもどこでも把握したいというニーズがあったが、システム構築にはITリテラシーが必要とされることや、PLCなどフィールド機器でクラウド連携できるものが少なかったこと、システム構築が煩雑で導入・維持費用が高額に上ることなどが障壁となっていた。
それに対し同製品は、専用IDとパスワードで管理されたWEBページはすべて日本語表記とし、現場のITに詳しくない人でもシンプルな操作で直感的に使えるGUIでモニタリングが可能。またクラウドと連携できるソフトや機器を多数用意しており、多種多様なデータ取得ができる。同製品には、同社のOTとITエンジニアリングに関するノウハウを詰め込んでおり、導入から保守、運用まで効率的に行うことができ、コストを低減。小規模の50データから使うことができ、サブスクで提供するため初期コストを抑えて導入可能となっている。

上下水道、排水などの水質管理や、火災や河川等の防災管理、ポンプやエネルギーマネジメントなど設備管理、材料の残存量等の生産管理、電気使用量等の電力管理などに適しており、価格はクラウド立上げ初期費用で29万円。利用料は50データ・計測間隔60分以上で月額1万円からとなっている。

https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2022/2022-09-14-ja/

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