IDECは、MQTT対応のプログラマブルロジックコントローラ「FC6A 形 Plus CPUモジュール」について、汎用的なMQTT ブローカーや AWS接続対応に加え、このほどソフトウェアバージョンアップによってMicrosoft Azure との接続に対応した。
これまでPLCをクラウドと接続するためにはIoTゲートウェイや中間サーバーを設置する必要があり、システムが煩雑でコストも高くついてしまうという課題があった。それに対してMQTT 対応の同製品を使うことにより、PLC から直接クラウド等のデータ収集サーバーと通信できるようになる。また制御とセンシング、通信を 1 台で行えるようになり、システムのシンプル化を実現。ModbusやEtherNet/IP 等の産業用通信プロトコルへの対応によって周辺装置の監視用データを収集可能となる。
これまでAWS接続には対応していたが、今回のバージョンアップによって簡単な設定で Microsoft Azure IoT Hub に接続できるようになり、Azureをベースとしたさまざまなサービスとの連携も容易になる。Azure IoT Hub Device Provisioning Service(DPS)に接続することで多数のデバイスをまとめて効率的に管理することが可能になる。また、Azure IoT Central アプリケーションを活用すると、クラウド上で作成したダッシュボードに対して、簡単にデータ連携を行う事もできるようになり、生産現場だけでなく、さまざまな機械・設備で同製品を IoT コントローラとして使うことで、低コストで効率的なデータ収集、活用ができるようになる。