ヒロセ電機は、盛岡市道明地区に新たな生産技術開発拠点「東北アドバンスト・テクノロジーセンター」を2024年3月に新設する。
同センターには、生産技術、工場、協力会社からエンジニアを集め、制御を含めた電気・ソフトの総合的な技術力向上を図り、設備開発力を強化する。
さらに、同社の設備開発協力会社である「エー・ディー・ディー」(盛岡市、高橋佳男社長)を買収して2022年10月に子会社化し、23年4月に吸収合併する。エー・ディー・ディーは、国内トップクラスの制御技術を持つことから、同社の人材の知見を活かしてメカトロニクスと制御の能力を最大限に引き出し、高いパフォーマンスで稼働させる生産設備の開発に取り組むことで、製造リードタイムの短縮と量産技術の飛躍的な向上を図る。また、開発だけではなく、最新の生産技術を学ぶ場としての機能を備えることにより、 グローバルでメカトロニクスと制御設計者の育成に取り組む。
東北アドバンスト・テクノロジーセンターは、23年2月に建設着工する。土地面積6983㎡ 建築面積2040㎡で、 初期投資額は約15億円。