ヤマハ発動機は、リニアコンベアモジュール「LCMR200」について、最大可搬質量を従来の15kgから30kgに倍増させる。
同製品は、従来式コンベアでは実現できなかった独立動作をするスライダにワーク(組立中の製品など)を載せて搬送し、組立作業位置で高精度に停止。組立作業後にはそのまま次工程までワークを搬送することで、ラインのスペース効率を大幅に向上させることができる搬送システム。
今回の性能強化は、本体はそのままにソフトウェアをアップデートし、最大可搬質量を倍増させた。これまで導入実績の多い電気・電子部品をはじめ、電気自動車向けの車載モータやPCU(パワーコントロールユニット)、インバータなどの中量級部品、さらに食品や医薬品の原材料や搬送パレットを含めた一貫ラインへの導入も可能となる。