オムロンは、IOーLink搭載の近接センサ「E2E NEXT」を発売した。
同製品は、超長距離/長距離タイプで検出距離が標準タイプの約2倍あり、検出余裕度が高く、装置の振動でドグが離れても検出ミスが起きにくく、誤作動を低減して設備稼働率を向上。またワークとの距離を確保して設置することで、ワークの着座位置のばらつきによる近接センサの衝突を減らすことができ、故障を減らすことも期待できる。実際に自動車部品製造メーカーで同製品を使用したところ、近接センサを起因とする突発的な停止が1年間で240時間あったところが約3分の1まで短縮できたとしている。
また設置・取り付けについても、表示灯は360度どの位置からでも見ることができるようになっており、どの位置で固定しても緑と橙のLEDの点灯によって検出状態が確認できる。また取り付け治具にe-治具を使うことで誰でも同じ位置にワンタッチで固定でき、交換時間を大幅に削減できる。
IO-Linkを搭載し、IO-Linkマスタと接続すれば設備の状態をリアルタイムに把握でき、予兆保全も可能。またIO-Linkを使わなくても、NO(ノーマリオープン)とNC(ノーマリクローズ)の2つの出力を配線することで故障を検知できる。
https://www.fa.omron.co.jp/products/family/3790/feature.html