横河電機は、OpreXTM Field Instrumentsのラインアップとして「電磁流量計CAシリーズ」を発売した。
同製品は、1995年から発売を開始したADMAG CAシリーズの後継機種として、非接液式容量電極構造に優れた操作性とメンテナンス性を追加。世界の多くのプラントで使われているHART通信にも対応し、言語は9ヶ国語から選択可能。測定データはオプションでmicroSDに保存でき、取り出してPC上でデータを確認したり、microSDに保存された機器設定データを別の機器にコピーして設定したりすることが可能。表示器にはバックライト機能を搭載し、夜間や周囲が暗い場所での表示器の視認性が格段に向上している。
また配管に取り付けたまま機器の健全性を診断するベリフィケーション機能を搭載。最短6分で、磁気回路、励磁回路、演算回路の検査と機器ステータスのアラームや健全性の確認ができる。別売りの専用ソフトウエアFSA130やその他メンテナンスツールと組み合わせれば、配管に取り付けたままで、より多くの項目の検査をすることができ、レポート作成まで簡単に行うことができる。
測定管のサイズは15~200mmの範囲で8種類用意。口径と面間寸法はADMAG CAシリーズと合わせてあり、追加工事は不要で置き換えが可能。
日本、東南アジア、北南米、オセアニア、中東、アフリカなどで販売開始し、今後、CEマーキングと各種防爆規格を取得し、欧州を中心とするCEマーキング対象国、中国でも販売予定。
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