IDEC、フェルール端子不要のスナップイン端子台発売 プッシュイン接続方式の進化系

IDECは、プッシュイン接続方式の進化系となるスナップイン接続方式を採用した独・ワイドミュラー社製端子台「Klippon Connect AS シリーズ」を発売した。
同製品は、フェルール端子が不要で、被覆を剥いた電線を端子台の接続口に挿し込むだけで結線ができる端子台。これまでの接続方式であるねじ式、スプリング式、プッシュイン式のいずれも、電線の被覆を剥いた後、丸端子やフェルール端子など圧着端子を取り付けて結線する必要があったが、同製品で採用したスナップイン接続方式ではその工程が一切不要。圧着工程が省略できて配線作業が効率化できることに加え、圧着端子や専用工具の在庫を持ち管理する必要がなくなる。
作業自体は接続口に電線を挿し込むだけでよく、工具を使わず、電線をつまんで軽い力でスッと入るので、誰でも簡単に作業でき、ロボット作業化にも対応。一定以上の奥まで行くとカチッと音がなり、同時にプッシャーが飛び出して結線完了。音と見た目で作業者に作業を通知し、確実な配線作業とミス防止ができるようになる。
電線断面積は2.5平方ミリメートルタイプで、0.5から2.5平方ミリメートルまでの電線を接続可能。定格電圧は800V、定格電流は24A。プッシュイン式端子台Aシリーズと互換性があり、組み合わせての使用や、渡り金具や止め金具などのアクセサリも流用可能となっている。ベージュとブルーの標準端子台を3種、アース端子台を3種、エンドプレートを3種の合
計 9 機種をラインアップしている。
同社と独ワイドミュラー社は2019年にパートナーシップ契約を締結し、プッシュイン接続方式を採用した制御用スイッチなど各種製品の拡充と、ワイドミュラー社製DINレール端子台の日本での独占販売を行なっている。

https://jp.idec.com/media/RP20221003-1.pdf

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