東芝エネルギーシステムズは、発電所用タービン発電機向け検査ロボットのサービス提供を本格的に開始する。
中・大型発電機に加え、小型発電機にも対応可能な「薄型検査ロボット」と、バッフル乗り越えを可能とする「高機能型検査ロボット」の2種類をラインナップ。薄型検査ロボットは、業界最薄クラスの厚さ10mmで、固定子鉄心表面に磁力で吸着して走行し、バッフルが取り付けられていない発電機への適用が可能。狭い構造を持つ発電機に対してもロボット検査ができるようになった。高機能型検査ロボットは厚さ33mmで、アームにより固定子鉄心、回転子間で姿勢を保持し、回転子上を走行し、バッフル付大型発電機の検査が可能となっている。これらを使うことで、回転子を引き抜くことなく、従来の精密検査期間の約半分の12日程度で発電機内の回転子と固定子の詳細検査が可能となる。
薄型検査ロボットは、一部の海外原子力発電所で検査サービスを開始済みで、これから本格的にサービス開始する。高機能型検査ロボットは2023年度から国内外向け検査サービスをスタートする。
https://www.global.toshiba/jp/news/energy/2022/10/news-20221012-01.html