
エスエス製薬は、成田工場(千葉県成田市南平台1143)で新製剤棟が竣工した。
今回の新製剤棟増設(総工費24億円)は、解熱鎮痛剤「EVE」を始めとする、同社の主力製品の製造ライン増強に向けて、日本政府、千葉県、成田市、と日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援を受け実現した。
新製剤棟は、空調設備に非稼働モードを導入し省エネルギーを実現するなど、サステナビリティの観点に配慮して設計されているほか、エルゴノミクスに基づいた作業負担を軽減するための、バランサー装置(重量物運搬サポート)や、粉が舞い上がらない環境で秤量ができる設備を導入するなどして、社員がより安全、安心に生産活動ができる環境を整備している。
今後試運転を行い、2023年から本格生産を予定している。