東レは、岐阜工場(岐阜県安八郡神戸町安次900-1)の生産設備を改造し、MLCC(積層セラミックコンデンサー)離型用ポリエステルフィルムを増産する。生産能力を現行比1.6倍とする計画で、設備投資額は80億円。
MLCCは、セラミックスの誘電体と金属電極を多層化したチップ型コンデンサで、通信機器、家電、自動車用など、電気で駆動するすべての機器に搭載されている。今後、通信分野での5G/6Gへの高度化やEVの普及拡大に伴う搭載個数の増加によって年率10%以上の成長が見込まれている。
現在同社では、MLCC離型用フィルムを三島工場、岐阜工場、マレーシア工場、韓国工場の3カ国4拠点で生産し、世界ナンバーワンのシェアを占めている。
東レ、岐阜県安八郡神戸町の岐阜工場に80億円投資 MLCC離型用ポリエステルフィルム増産
- 2022年11月11日
- 工場・設備投資
- 2022年11月9日号, MLCC離型用ポリエステルフィルム, 東レ
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