ファナックは、製造現場のデータを一元管理するデータ統合情報基盤「FIELD system」について、データ活用に必要なハードウェアとソフトウェアをパッケージ化し、導入初日から設備の稼働監視がはじめられる「FIELD system Basic Package」を発売した。
同パッケージは、データコレクタに必要なソフトウェアをインストールした状態で提供し、インターネットに接続せず、オンプレミスで利用可能。製造現場にあるファナック製CNCやロボット、他社製機械のIPアドレスとコントローラ機種、ポート番号を設定するだけで設備とFIELDシステムを接続できる。接続完了後は設備から自動でデータを収集し、データは共通データモデルに整理して格納することで、メーカーごとに異なるデータ構造を吸収。必要なデータ利活用を可能にする。
パッケージにはダッシュボードアプリが含まれており、全体監視や個別設備の監視、アラームメッセージ履歴などを簡単に設定して見ることができる。
またテンプレートを追加することで保全管理や品質管理など、データを活用した改善活動につなげることも可能。さらに機器からの収集データは社内の上位システムや市販ERP、MESと連携することもできる。
ファナック、製造現場の見える化に必要なものをパッケージ化したFIELDシステムパッケージ発売
- 2022年12月2日
- 新製品/サービス
- 2022年11月30日号, データ統合情報基盤, ファナック
オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。
購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。
オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています