富士電機は、設置面積を縮小し省スペース化を実現するグローバル向けスイッチギヤ「VC-V20A-1」を発売した。
スイッチギアには通電部同士が短絡を起こさないために一定の距離を保つ必要があるが、同製品は、遮蔽構造を採用し、通電部や絶縁体の形状を最適化して絶縁距離を短縮。これにより筐体を小型化でき、設置面積は従来機種に比べて20%削減することができた。
また万が一短絡事故が発生した場合、アーク放電による高温・高圧のホットガスが発生する恐れがあるが、同製品は排気部に冷却構造を設け、ホットガスを盤内で冷却可能にした。これにより建屋外への放出が不要になり、設置場所の柔軟性が向上している。
IEC(国際電気標準会議)規格を取得しているグローバル対応となっており、東南アジアを中心にグローバル展開する。
https://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/2022/20221121100006391.html